デイサービスひより 石川県白山市 

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読書について(1)

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創元推理文庫から復刻された世界推理短編傑作集全5巻(江戸川乱歩編)を読む。
2年前に新版として発売され、そのたびに購入して、少しずつ読み進めていたもの。
なかなかまとまった時間が取れないため、いつも読むのは寝る前の数十分程度。
最近は根気が続かなくなって、3分後には夢の中、目覚めたときは本を手に持ったまま、ということもしばしば。
 
ほかにも読みたい本がたくさん積んであるので、あっちこっち“つまみ読み”をしている有様。

もともとミステリや推理ものに興味があったのだが、ここ10年ぐらいは「幻想と怪奇」という
ぶっとんだ(いや、現在は第何次かのブームらしい・・)ジャンルにまで触手を伸ばすように・・。
しかしながら荒俣弘や平井呈一の世界は奥が深すぎて、まだ指先で触れる程度。

昔から、やたら読書が好きなのは、なぜだろう。
私の場合、だいたい蔵書が2,000冊を超えたあたりで、いったん大量に処分するようにしている。
(私の場合は、それ以上増えると収納の問題が出てくる)
そういえば明治30年生まれの祖父も、非常に読書好きだった人、と以前に母から聞いたことがある。
(祖父については、弊社「ひより通信」の対談企画“ひよりの横顔“内で私が語っています。
ご興味がおありの方はデイサービスひよりでバックナンバーを閲覧できます)
 
いつか1週間ぐらい休暇を取って、ひたすら興味のあるミステリ小説を読みたいと思いつつも、
なかなかそういう時間も取れないなあとため息ひとつ。
観たい映画のブルーレイも溜まっていく一方。
 
学生時代からよく読んでいた立花隆や渡部昇一の書斎を写真で見たことがあるが、
このお二人の書斎が昔からの理想である。まぁすごい書斎ではある。
立花氏が5万冊以上、渡部氏に至っては稀少本も含めて数十万冊。
プロの作家や学者はすごいなあ。
私の学生時代の恩師も、蔵書は数万冊とおっしゃっていた。

ちなみに、立花氏と渡部氏、かつてロッキード裁判傍聴記で喧々諤々のやり取りをしていたことがある。
立花氏によれば、
「反論というのは手間がかかるものである。デタラメは簡単に口にすることができる。しかし、そのデタラメを取りあげ、それがデタラメである所以を分析して示した上で、それに反駁するという作業は、その何倍もの手数を必要とするのである。しかも、デタラメに対する反論というのは、いわば、泥酔してところかまわずヘドを吐き散らしている男の後を追いながら拭き掃除をしていくようなもので、まことにもって不毛きわまりない作業である。とても人の意欲をそそる仕事ではない」(論駁P19)だそうだ。

もうメッタメタのギッタギタのボッロボロである(ジャイアン調)。
 
相手が英語学の権威であろうとお構いなし。
もちろん、渡部昇一も負けずにメッタメタにやり返していたが。
 
私としては、どちらの言い分も正しいなあ、それに、こういうのはお互いの信念が衝突するから、お互いに一歩も引きませんなあ、
とか何とか思いながらも、
この論争を、後年、文庫本(たしか朝日文庫だった記憶がある)で読んでいた法学部生時代は、これで憲法や刑事訴訟法の知識や、モノの見方、
論理的思考について学んだものだから、この両者のやりとりは、へたなテキストよりは数倍素晴らしい教材になったとある意味感謝している次第。
一つの事実に対して、まったく異なる二つの視点から理論を組み立てているのですから。
さながら言論の格闘技戦。
 
立花隆は最近あんまり読まなくなったし(一応、新刊が出たら買ってはいるんですよ、買っては・・)、
渡辺昇一も数年前にお亡くなりになってしまったのは残念。
 

一段と積み上がっていく本の山を眺めながら、次の週末には、この本を読もう、この映画をゆっくり観よう。
そう思いながら日々忙しく過ごしている、というのが、本当のところワクワクできる要素なのかもしれない。
 
やりたいことが多すぎるが、とりあえず目の前のことを一つずつ、確実に。
 
あれ、創元推理文庫の話はどちらへ?
この話の続きは次回に続く・・(かも)。
2020年11月13日 00:04
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