デイサービスひより 石川県白山市 

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エッセイ/受け継がれた作法【ひより通信2026年2月号(第109号)より】

ひよりを新しくご利用くださっている皆さまの中には、私自身の歩みや考え方を、まだよくご存じない方もいらっしゃることと思います。
本エッセイには、そうした方々にも、私がどのような価値観を拠りどころに歩んできて、日々ひよりを運営しているのかを、少しでも感じ取っていただければという思いを込めています。
今月は、私の二人のお師匠様のうち、大学時代の恩師である故・太田俊太郎教授の思い出をご紹介いたします。

太田先生は、若き日の私の思考や生き方の基礎を形づくってくださった、かけがえのない存在です。
この文は、今から四年前のひより通信にも掲載しましたが、再掲を望むお声もいただき、
創業10年という節目の時期を迎えた今、あらためて当時の言葉に立ち返り、ほぼそのままの形で再掲させていただくことにしました。

太田先生は、昭和五年東京生まれ。六尺一寸の長身で、背筋がすっと伸びた、学者としての矜持と静かな気品を感じさせる佇まいの教授でした。
学生時代の私は、真面目という言葉とはあまりご縁がなく、教室よりも別の場所にいる時間の方が長かったのですが、不思議なことに、太田先生の講義だけは一度も欠かさず出席していました。
学生生活を振り返れば、兎にも角にも充実した思い出に満ちていますが、
その中でも、青年期の私に「何事も 継続することの大切さ」を教え、折に触れて鼓舞激励してくださった先生の存在は、今も特別なものとして心に残っています。

不肖の弟子として末席を汚し続けていた私ではありましたが、無事に大学卒業後も折に触れて研究室を訪ね、さまざまなお話を聞かせていただく機会に恵まれました。
ある時、先生は、米軍の焼夷弾による東京大空襲で被災し、母親が命がけで身を守ってくれたにもかかわらず、ご自宅周辺一帯が焼け野原となる中で、ただ呆然と立ち尽くすほかなかった少年時代の記憶を、今も残る火傷の跡を示しながら語ってくださいました。
また、昭和三十年代――多くの日本人にとって、アメリカはいまだ遠い夢の国であり、ニューヨークの摩天楼など想像の中にしか存在しなかった時代に、先生はその只中に身を置き、異国の地で学問の武者修行に身を投じる日々を送っておられました。
帰国後もその歩みは止まることなく、東京、京都、金沢と研究の場を移しながら学問と真摯に向き合い続け、その過程で出会った多くの人々との交流から紡がれた数々の逸話が折に触れて語られ、先生のお話は、いつも私の視野を大きく押し広げてくださいました。

それらに加えて、先生が繰り返し説いてくださったのは、「一度交わした約束は、必ず守り通すこと」、そして「他人様から信用を得ること、信頼されることの重み」でした。
そのお姿とお言葉は、今もなお私の脳裏に、鮮やかに焼き付いています。

師匠と弟子の関係は、時を越え、なお人の生き方の中で生き続けるものです。
卒業から数十年が過ぎた今でも、人生の節目や、経営者として重い決断を下さねばならぬ局面に立つと、私はそんな折、自然と歩みを緩めます。
そして胸に浮かぶのは、答えを探すための問いではなく、太田先生から学んだ思考の順序や、物事に向き合う際の姿勢そのものです。
先生の教えは言葉としてではなく、私の内に染み込んだ一つの「作法」として、今も静かに息づいています。

会社創業10年目、そして新施設建設という節目を迎えた今、あらためて、人生の中でこのような素晴らしいお師匠様を心に持てたことへの感謝を深く噛みしめています。
そして、これまで支えてくださった周囲の皆さまへの感謝の念を新たにし、自らの夢を託した高い「志」を胸に、これからも社会のお役に立てるよう、精一杯努力してまいる所存です。

株式会社レイシア
代表取締役 表川勝成

 
2026年01月27日 12:43
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